茂木 鈴(もぎ すず)公式



異世界のカード蒐集家


経済




◇なぜ経済は衰退しているのか



この世界の根幹をなしていると同時に、カードの神様がいなくなったことで引き起こされた天災であるとも言える


お金(アル)の流れと経済のまわり方




原始的な生活方法

1.人がカーディを狩ることでカードを得る。
  およそカーディ4体で1枚の割合。

2.カードショップで換金してアルを得る。
  レアなカードはオークションに出品する。

3.アルを使って物を購入する。
  狩りで生活資金を得る。



カーディを狩るのではなく、労働の対価としてアルを得る人たちがいる。
彼らの割合が増えれば増えるほど、世の中のアルは足らなくなってしまう。



理由


・人が増えるから
・アルはヴォーラルなどで消費されるから


それでも、労働していない時にカーディを狩ればいい。(アルバイトの推奨)
だが、労働に見合った単価でないため、だれもカーディを狩ろうとしなくなった。
つまり、いまの日本と逆。日本はアルバイトが増えている。



世の中にあるアルの量が減る

10年前は100万アルを持っていた人が、いまは50万アルしか持てなくなる。
アルが減れば、世界の住人すべてに影響がある。
アルが減れば、昔は買えた物が買えなくなってくる。つまり、売るためには物の値段をさげなくてはならない。
すると、商人たちももうからなくなってくる。職人も儲からない。
つまりだれも儲からないため、ますますアルを使えなくなってくる。


これを解決する方法は、市中にアルをもっと増やすこと。
つまりカーディを狩ればアルが増える。


なぜ、それをしないのか?

それはカードの神様がこの世界にいないため、アルの換金額が現状の経済と合っていないから。

300年間ほどカードの買い取り価格が変動していないため、カーディハンターは儲からない職業と認識されて、一部の血気盛んな者以外には、不人気職業になっているから。

これを日本に当てはめると……

昭和初期、公務員の月収は100円に届かなかった。


もし公務員の月収が平成までずっと同じだったら、だれも公務員はやりたがらなくなる。
これと同じような現象がカードの神様の世界で起きている。



いま世界で何が起きているのか?


物価が下がり、いま流通しているアルの総量に見合った物価に戻りつつある。
ならば、このまま行けばいいのでは? と思うかもしれないが、昔と今とでは人口が違う。


300年前の倍の人口があるならば、みなが持つアルの量は300年前の半分になる。
それに見合った物価にならなければいけなくなる。


つまり、アルの流通量に合わせて物価や生活水準を合わせるのはできない。



解決方法→カードの神様がこの世界に戻ってくること




また、人族領はさらなる悲劇がある。
それは王の不在。

税金はカード大神殿に集められ、それを王が引き出すことで使用することができる。
王が不在の場合、税金が使用できず、さらに経済が回らなくなってしまう。

なんとかギリギリのところでやってきた領主も多かったが、そろそろ限界を迎えてきている。